こんにちは長らく記事の更新が滞っていて、記事の書き始めに何を書いたら良いかすら分からなくなってしまいました。
今回は、WordPressのテーマ選定についてお話していこうと思います。
WordPressでのテーマ選択の重要性
「WordPressでWebサイトを開設しよう!」と思ったとき、そのテーマ選びは非常に重要です。
以前こちらの記事で、サーバーが「土地」だとすると、WordPressテーマは「建物」本体に位置づけられるとご説明しました。
デザインからコーディングまで自分一人でこなせる!カスタマイズもできる!という方であればテーマ選びにそこまで慎重になる必要はありません。
でも、実際のところ非IT従事者で、そこまで高度な技術を持っている方は、
そんな素晴らしい技術をお持ちの方はすぐにブラウザバックしましょう!
そして、私と仕事を変わってください!
冗談はさておき、WordPressテーマ選定の重要性ですが、
基本的にWordPressは「機能面」「デザイン面」などありとあらゆるものがテーマそのものに依存してしまいます。
テーマを変えるだけで上記の全てをプログラミング技術無しで変更できるのは、メリットでもありつつ同時にデメリットでもあるでしょう…
後からテーマを変更したいと思っても、
テーマを変えた途端にWebサイトの表示が崩れた…
テーマを変えた途端に今まで表示できていたものができなくなった…
ということにもなりかねません。
STEP4:WordPressテーマの選定
そんなこと言われても、「じゃあどういう基準でテーマを選べば良いの?」となると思います。
そこで私の個人的な感覚でテーマ選定の際の優先ポイントをまとめてみました。
- 無料テーマか有料テーマか
- どんなタイプのサイトをつくりたいか(ブログ?コーポレートサイト?ECサイト?)
- カスタマイズ性
無料テーマか有料テーマか
WordPressには無料テーマと有料テーマがあり、当然有料テーマの方が高機能且つ、デザイン性に優れている、と言う点があります。
しかしながら、無料テーマでも十分な機能やデザイン性を備えているものもありますので、まずはご自身の予算に合わせて有料テーマを選ぶか無料テーマを選ぶかを判断するのが良いと思います。
どんなタイプのサイトをつくりたいか
ウェブサイトの目的や業種に合わせたデザインを選ぶことが重要です。例えば、ブログならシンプルなデザインが適していますが、eコマースサイトやコーポレートサイトなら洗練されたデザインが求められる場合もあります。
今回の記事ではブログサイト・コーポレートサイト・ECサイトそれぞれに適した無料テーマを紹介しています。
カスタマイズ性
テーマによっては、ロゴやフォント、色、レイアウトなどのカスタマイズが容易に行えるものや、ウィジェット(パーツのようなもの)やプラグイン(拡張機能)の組み込みがしやすいものがあります。
目的に合わせて、カスタマイズ性の高いテーマを選ぶことが大切です。
他にも「SEO対策」という観点や「サポート体制」という面でテーマを選定する方法もありだと思います。
しかしながら、「SEO対策」という点では割とプラグイン側でどうにでもなりますし、
「サポート体制」に関しても、不具合が発生した際に、その原因がテーマそのものなのか、WordPress本体なのか、プラグインなのか、はたまたサーバー側に問題があるのか、などその辺りの切り分けができない状態で、ご自身でサポートに問い合わせてもあまり意味が無さそうな気がしています。
※きっといろんなサポートをたらい回しにされるのではないでしょうか…
タイプ別おすすめテーマ3選
今回のシリーズの記事では対象読者を「個人でブログやメディアサイトを始めたい人」「とにかくコストをかけずにWebサイトを開設したい人」を対象にしているため、
- 無料テーマ
- どんなタイプのWebサイトを作るか
という部分に焦点を当ててテーマを選定してみました。
ブログ開設を目指す方におすすめの無料テーマ:cocoon
言わずと知れた有名どころのテーマ「cocoon」です。
私自身も以前はこのテーマを使用してブログサイトを構築していました。
cocoonの素晴らしいところは「ブログサイトに必要な機能は大抵何でも揃ってる」です。
例えばですが、
- 人気記事一覧が出力できる
- 関連記事一覧が出力できる
- SNSのシェアボタンが出力できる
- Google広告表示用のウィジェットが標準搭載されている
- 日次・週次・月次のPV数が確認できる
- 高速化のための各種施策が標準搭載
これらの機能が追加のプラグインを入れずとも実装できてしまうのが個人的には素晴らしいと感じているポイントです。
ちょっとだけのご紹介になりますが、Cocoonではこういったウィジェット(パーツ)が豊富に用意されています。
こういったウィジェットを配置したい箇所にドラッグ&ドロップするだけですぐに利用できるようになります。
さらに最近ではエックスサーバーやロリポップなどの主要レンタルサーバーのWordPressインストール時の初期テーマ選択で使用可能にできるなど、しっかりと信頼と実績が認められています。
Cocoonに関しては設定方法や使用方法について、それだけで1記事かけてしまうくらいモリモリの機能なので、今回は詳細は端折りますが機会があればまた記事にしてみたいと思います。
気になる方はぜひご自身で調べたり、テーマをインストールして使用してみてくださいね。
コーポレートサイトを開設する方におすすめの無料テーマ
海外チックなコーポレートサイトのテンプレートが豊富な「Astra」です。
おすすめポイントは何といってもやはり豊富なテンプレート数でしょう。
「Starter Template」というプラグインをインストールすることで、豊富なテンプレートを探し、それをインストールすることができるようになります。
なんせテンプレートの数が膨大なので最初は迷うと思いますが、きっとご自身の事業内容にあったテンプレートもきっと見つかるはずです。
そして、たった数ステップでこんな感じのWebサイトが出来上がります。
海外向けのテンプレートなので、初期テキストは全て英語になりますが、デザインとしては日本向けのサイトでも十分いけるデザインだと思います。
そもそもデザインのトレンドは海外が先行して、そこからやや遅れて日本に入って来るというのが私の個人的な印象です。
なので海外向けのデザインであっても、日本で全く通用しない、ということはほぼ無いと考えて良いと私は思っています。
なので、デザインは自分で頭を悩ませて考えずに、こういったテンプレートに任せて自分自身はWebサイトに掲載するコンテンツの制作に集中する、というのが良い運用方法だと思っています。
ECサイトを開設する方におすすめの無料テーマ
最後にECサイトにおすすめのテーマは「Welcart+Welcart Basic」の組み合わせです。
「Welcart」はWordPressにEC機能を追加するためのプラグインで、「Welcart Basic」はWelcart専用の無料テーマになります。
「Welcart Basic」はお世辞にもそこまで洗練されたデザインとは言えませんが、何よりも「国産性」であるということが最大のポイントであると私は思っています。
下記のWelcart公式ページには豊富な情報が掲載されており、テーマやプラグインの販売の他にも、困った際のテクニカルノートやWelcart使用者同士の情報共有スペース掲示板(フォーラム)が設けられています。
普段からWordPressを使用している方でなければ、あまりピンと来ないかもしれませんが、WordPressやWebサイト制作に関してのサポートにおいて日本語で包括的にまとめられた情報が存在するというのは中々に貴重なことです。
ECサイトはサイトそのものよりも運営面での戦略を立てることの方が重要
ここまで絶賛しておいて何ですが…
ECサイトはサイトそのものを開設することよりも、その前段階の戦略であったり運営の方法を考えることの方が非常に重要です。
- 発送の手配や送料の決め方はどうすればいいの?
- 在庫管理はどうする?
- 決済はどうすればいいの?(振込?クレジットカード?)
などなどECには考えなければならないことが山ほどあります。
もっと言うと、「自分でECサイトを開設する方が良いのか」それともAmazonや楽天のような「モール型のECに出店した方が良いのか」など根本の部分からしっかり考えなければ、せっかくお金と時間をかけて開設したサイトも全く効果が出ない…などの状況に陥ることも考えられます。
ですので、ECサイトに関しては無理にコストを抑えようと自力で運営していこうとするのではなく、制作会社などに依頼して最適な運営方法を提案してもらうというかたちで進めていった方が良いと私自身は考えています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回まで3回にわたってWordPressに関してドメイン取得から、テーマの選び方・重要性について記事を書いてきました。
皆様の少しでも立てれば幸いです。
まだまだ、これからも1つ1つテーマの設定方法や、1ステップ上のカスタマイズに関する記事も書いて良ければと思っています。
更新頻度はそこまで高くはないかもですが、期待して頂けますととてもうれしく思います。